夫婦の間の隠し事

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会員制スポーツクラブ
まおです。
一樹さんに
「どうして白木先生がスポーツジムに居るの?」
「ねえ、どうして?」
「なんで?」
「一樹さんが紹介したの?」
「いつから?」
「入会したの?させたの?」
そう矢継ぎ早に質問した。
 
『落ち着きたまえ』
 
は?これが落ち着いていられるか!?
 
一樹さんが通っているスポーツジムは会員制だ。
もちろん私も会員になっている。
逆を言えば、会員にならなければ利用できない施設だ。
こう言っちゃぁなんだが、毎月そこそこの会費を支払わなければならない。
それに入会金も決して安い金額ではない。
会員紹介割引もあるが、3万円ぽっちだ。
 
つまり、本気で体を鍛える気持ちのある会員ばかりで、若い子や奥様のカルチャーセンターではない。
もっと気軽に利用できるスポーツジムが沢山ある中、わざわざそのジムに入会金を支払ってまでも通うのは、本気も本気。
本気で体を鍛えようと考えて居る人種ばかりである。
まぁ、中には私のように、夫の付き合いでトレーニングしている奥様も居るが。。。
 
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一樹さんが誘ったの?
「つまり一樹さんが誘ったってこと?」
『誘ったって言うか、どこか良いとこないかって聞かれたから、こういうところがあるよって教えたんだよ。』
「白木先生って、体鍛えるの趣味だったっけ?」
『興味はあったんじゃないの?』
 
テニスやゴルフをするのは知っていたけれど、高い会費を支払ってまでも、体を鍛えようと考えて居たのかな?
なんか納得いかない。
 
『まおさん、何を不機嫌なの?』
「だって、白木先生に私達が通っているジムを紹介したなんて話、初めて聞いたもん。」
『そう?話してなかったっけ?』
「初耳だよ。。。」
『じゃぁ、今話したから良いだろ』
 
そーゆー問題じゃないんだよ。
今話したから、もう良いだろって話じゃないんだよ。
 
スポーツジムは私と一樹さんのデートコースみたいなところで、そこに白木先生が土足で入って来ちゃった感じがして、ちょっと嫌なんだ。
もちろんプライベートジムじゃないんだから、大勢の人が来て当たり前なんだけど、白木先生だけは嫌だった。
それも私に相談もなければ、報告もないなんて。
なんだかちょっと寂しいじゃない。
私に隠していたとは思わないけれど、あらかじめ、何かひとこと言ってくれても良かったんじゃないかな。
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Source: まおの恋愛成就物語

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